設立趣旨

日本庭園研究センターと歴史遺産研究センターが発展的に統合して、新たに日本庭園・歴史遺産研究センターが発足しました。

日本庭園部門では、文化財庭園の保存修復のほか、文化的景観や町家の保存活用等に関する調査・研究、現地指導を受託する中で最先端の研究成果をあげてきました。
また、専門性の高い「庭園学講座」をはじめ、海外の研究者・技術者を対象として「インテンシブセミナー」を毎年開催するなど、さまざまな形で日本の庭園文化の理解と普及啓発に努めています。歴史遺産部門では、地域の活性化を目的として文化遺産の調査・研究と保護活動の支援、伝世品の調査や埋蔵文化財の保存処理の受託など、多岐にわたる実践活動を通じて「歴史遺産保全学」の確立を目指しています。 その成果をワークショップ・シンポジウム等で広く社会に還元していることは言うまでもありません。

統合の狙いは、それぞれの蓄積を基にして、さらに学際的な調査・研究を推し進めることにあります。これまでも独自に学内外の専門家や研究機関との連携を積極的に行いつつ、共同研究やその成果の公表において相互交流をはかってきましたが、今後はよりいっそう視野の広い専門的かつ効果的な活動が展開されていくことになります。

スタッフ

名誉所長

尼﨑 博正

所長

仲 隆裕

副所長

大林 賢太郎

顧問

中村 一
山中 功

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